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2017年07月18日

ムラサキウニは、キャベツがお好き。

 先日はキタムラサキウニの話題をお届けしましたが、今日は、やっかい者のムラサキウニのお話です。

 このムラサキウニ、普段は水産資源として価値を持つ生物なのですが、何かの弾みで海底が高温貧栄養状態になりますと、磯焼けが起きます。 
 磯焼けが起きますと、今まで生えていた褐藻類の生長ができず、ムラサキウニの食欲に押されて褐藻類がいなくなります。
 そうしますと、褐藻類はムラサキウニの成長を阻害するポリフェノールを分泌していましたが、それがなくなり、成長の歯止めが利かなくった結果、ムラサキウニは増殖。

 褐藻類の他にサンゴモ類があるのですが、ムラサキウニはこのサンゴモ類はお口に合わないようで、あまり食べません。
 しかもこのサンゴモ類、ムラサキウニの成長を促すジブロモメタンを分泌するため、ムラサキウニは大増殖。

 ウニが増えて人間は「ばんざーい」、と思いきや、実はエサが少ない状態ですので、身がやせていて商品価値はないという状態になっています。
 
 だから、厄介者として、いままで駆除の対象になっていた、というのが事の背景です。

 磯焼けにより、ムラサキウニの大増殖で、もっと価値のあるサザエやアワビが減るなどの問題に対処すべく、神奈川県水産技術センターの主任研究員、臼井一茂さん(48)が2年前からムラサキウニを育てることをはじめました。
  
 「ウニは何でも食べる」と先輩のウニ専門家が話していたのをヒントに、いろいろ試した結果、一番食いつきがよかったのがキャベツ。
 80匹のムラサキウニが、キャベツは1玉をたった3日でほぼ食べ切ったという好評ぶり。
 
 肝心のムラサキウニの味のほうも、成分検査では食用に流通するキタムラサキウニと同等の成分構成で、食用として大丈夫と判断。
 現地の三浦半島はキャベツの大産地で、規格外のキャベツを再利用し、新たな特産品を生み出せそうと期待が高まっています。

 いま、うま味成分を含むブロッコリーをえさにしたら、もっとおいしくなるのではないかと研究中とのこと。

 キャベツで育てたウニですら甘みが強く、スイーツに使えると考えているそうなので、ブロッコリの研究が実を結んだら、どんなにおいしいウニが誕生するのか、ご飯を炊いて待っていようと思います。

 ソース:日本農業新聞
 資料:ウィキペディア
posted by daichan at 23:47| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | あかるい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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