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2016年03月30日

googleのAIがプロトップ棋士をしのぐところまできました。

碁盤.jpg シンギュラリティという言葉をご存知でしょうか?
 2045年に、人工知能が人類の全知能を越すという特異点のことです。

 その一環として、googleのAIが囲碁のトップ、プロ棋士をしのぐところまでこぎつけました。
 その前に、囲碁のプロ棋士とはどのくらいすごい存在なのかということをご説明しましょう。
 囲碁はアマチュアは三十級からありまして、最高八段までとなっています。
 三十級殻というと遠い道のりのように思えますが、大雑把に言って、アマチュアの囲碁初段は一年間みっちり勉強すればなれるくらいの強さです。
 其の上がプロ初段となり、九段まであるという果てしなく長い道のりとなっています。
 (十段というのもありますが、これはタイトルなので、段位ではありません。)
 
 では、囲碁が強いというのはどういうことか?と聞れましたら、思考の次元が違う、ということだと思います。
 囲碁というゲームは、お互いに一つづつ石を置きあっていくという陣取りゲームで、二百個も置くと陣地の広さに差がついてしまっているというゲームです。
 最善と考えている手を打っていても、上級者には陣地の広さをはるかに引き離されていってしまっているのです。
 気合や根性、反射神経などはまったく役に立ちません。
 相手が足し算で計算しているところを、掛け算で。
 十手先を計算しているのなら、三十手先まで。
 相手が刀で戦っているのなら、こちらはライフルで。
 と、合理的な思考の積み重ねと、相手より有利な戦術、戦略を考えられるほうが勝つのです。
 とあるプロの話ですが、何手先まで考えているのかを調べたところ、千手くらい読んでいるそうです。
 私は自称アマチュア一級ですが、二十〜三十手くらいかなと。
 
 オセロのように総当りで解析すれば、最善手というものがわかるのではと考えられるかもしれませんが、盤面は19*19と361箇所も置けるところがあります。
 しかも、石を取れるというルールがあり、取られて空白になった場所にも再度置くことが可能です。
 結果、今現在のコンピューターでも総当りで解析をしていくというのは難しいようです。

 ですので、人間のひらめきに頼った方法で、最善手の研究が行われてきたわけで、ひらめきのないコンピューターには当分負けることはない。
 負けるとしても、将棋がコンピューターに攻略されてから。
 その次にようやく、囲碁が攻略される順番が来ると高をくくっていました。
 ですが、将棋をすっ飛ばしてトップ棋士が負けるという結末に世界が驚いたというわけです。
 しかも、悪手とみなされていた手が三十手後には最良手となり、しかも人間はなぜそれが最良手に化けたのか理解できないまま敗北しました。
 しかもこの結果は、まぐれでもなく一勝四敗と言うコンピューターの実力を見せ付けての結果です。
 
 しかもgoogleは、囲碁のAIを作るのが目的なのではなく、さらに先を見た計画の一環として、AIを鍛えたのだそうです。
 行きがけの駄賃としてやっていっただけ、というわけです。
 
 いずれコンピューターが人間を下す日が来るとは思っていましたが、ここまで一瞬にして抜き去られると怖いものを感じますが、すごいものはすごいと認め、一囲碁ファンとして拍手を送りたいと思います。
 恐れ入りました。
posted by daichan at 23:49| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | すごい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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