RSS取得

2015年01月16日

トヨタが燃料電池関連の特許を無料開放、普及促進狙う

燃料電池.jpg トヨタ自動車は5日、燃料電池に関する約5680件の特許を自動車メーカーや部品メーカーなどに対して無料で開放すると発表した。特許開放により燃料電池車の生産や水素ステーションの設置を後押しすることで、燃料電池車の普及に向けた環境整備を進めることが狙い。

 対象となるのは燃料電池に関する特許約1970件や、燃料電池を制御するシステムに関する特許約3350件など。いずれもトヨタが単独で保有している特許で、燃料電池車に関するものは2020年までの期限付で開放される。水素の生産や供給に関する特許には開放期限は設けられない。

 ソース:産経新聞

 この話は非常な英断として、関係者から受け止められているようです。
 燃料電池車の水素を供給するガソリンスタンドの建設に多額の費用がかかるため、トヨタ1社だけでがんばるより、他社を巻き込むことで市場創造を加速する戦略と思います。
 要は、「囲い込みじゃない?」と思うかもしれませんが、自社技術にこだわった挙句、世界から取り残されて自虐的に「ガラパゴス」なんて自虐するよりも、さっさと世界標準にしてしまったほうがコストも下がりますし、消費者としても負け組みメーカー製品をつかまされる不利益を回避できます。

 業界関係者も好意的なコメントを送っており、
 
 日本自動車工業会(自工会)の池史彦会長(ホンダ会長)は「将来を考えると、燃料電池車はポテンシャルが大きい」とし、特許の無償開放は参加企業を増やし、燃料電池車分野で日本メーカーによる国際標準化がより進むとして「歓迎すべき動き」と評しましたし、

 日産の志賀副会長は、(日本メーカーはこれまで自前主義が多く、個社で技術を囲い込んだ結果)、「ガラパゴス化して世界標準になりにくかった」
 (特許の無償開放によって)「量が増えてコストが下がり、燃料電池が普及する。そうすればインフラがついてくる」と述べ、トヨタの判断は「非常に賢い」として拍手を送りました。

 ただ、これにより燃料電池車の主導権をトヨタに握られる恐れもありますので、採用に関しては各社は慎重な姿勢を崩してはいませんが、日本メーカー一丸で世界に打って出られるようになったら、日本の未来も明るいと思いませんか?


ニュース全般 ブログランキングへ
posted by daichan at 01:31| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | すごい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック